サーモスタットとヒーター

普段から加温していると、ごく一般的な20℃位から使用出来るサーモスタットで十分。
私は魚を起こして20℃位までエヴァリスのサーモスタットを使用し続けている。最低メモリが10℃で、さらに少しばかり下げられる設定。いつも思うが、熱帯魚より金魚などを意識したのではないかと思えてしまう。
かつて熱帯魚に心血を注ぎ、様々なプレコ、ポリプテルス、アロワナ(シルバーやブラック)を次々と飼育した。
しかし、ディスカスアジアアロワナか、ダトニオイデス(シャムタイガー)に手を出そうとした時、らんちゅうに出会って熱帯魚はパタっとやめた。その頃の様々なノウハウは生かされている。
従って、熱帯魚時代は、エヴァリスのサーモスタットでなくとも十分であった。
ところが、らんちゅうに産卵をさせようとした時、温度調節で苦労した。低い設定温度が出来ず、急に温度が上がり産卵が上手く出来なかったり、落とすまでなくとも、調子を落として散々な目に遭うことも経験した。
今なら絶対にしないこともやった。具体的には、冬眠明けにいきなり新水にして雌の腹が硬くなったり、水温調節の仕方が分からず、予定外に卵をこぼされたり…

今は以下の仕方を徹底している。
①冬眠明けは、古水にヒーターを投入し10℃位をキープ。 
②2~3日したら、底水を25%位抜いて抜いた分を差し水する。
③翌日から餌を少しずつ与える。
(差し水は私の場合毎日)
④10日間位で器具と水を別池に移し、水温も5日で1℃上げて、20℃位まで上げる。
⑤約40日位を産卵目標にするが、21℃位で生まない場合は23℃~24℃に上げて様子を見る。

こうした時、エヴァリスのサーモスタットは温度調節にとても重宝と言える。