らんちゅうについて(私見)

仕事が終わり、一杯飲んだら何となく書きたくなった。自分にとってらんちゅうとは何か?

大会で良い成績をとって認められたいというのは、品評会に参加している飼育者が圧倒的に多いはず。その事で常に結果を出さないと…となり苦しむこともある。

よく施設がある飼育者を羨ましがり、自分も同じ環境ならばと思う飼育者もいるのではないか?しかし、池数が多いと管理はとても大変。従って、10数面使って飼育している私は決して多いとは言えないが…増えたらもっと良い魚が作れるかと言えば、決してそんなことはない。施設が違ったり、規模が違ったりで全然技術・労力は違う。

私は幸いに、今の飼育池が限界。与えられた環境によって最高のパフォーマンスを出せれば良いのだ。

さて、我々飼育者はらんちゅうという魚を進化させなければいけない!普通の金魚の特徴を以下に挙げる。

らんちゅう以外は、「さし」である。
らんちゅうの尾は四尾・三尾・桜尾。
一部の品種と共に背びれがない。
頭に肉瘤がある。

らんちゅうの退化を防ぎ、進化させると考えれば、鮒尾のらんちゅうを飼育をすることはあり得ない。背びれがあるらんちゅうもあり得ない。

よく魚造りについて思うが、当歳魚に力を入れるか、2歳・親魚に力を入れるかは、決してどちらかが良いかは言えない。おそらくは、飼育者の性格による。私が凄いと思う飼育者は、三つの部門でコンスタントに結果が出せる方である。