気温降下と飼育管理

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今週は雨が降り、その度毎に気温降下が始まる。気象庁のデータを自分で打ち換えた表。私個人としては季節の変わり目はよく作成する。

さて私個人としては、最高気温が20℃を割ったり、最低気温が15℃を割ったりする日が大きな節目と考える。
そうしてみると、私の地域の気温変化の表からは、ぎりぎり今週一杯までにややブレーキを掛けながら餌量、水換えを調整。私的には土曜日から晩秋の飼い方の入り口と考えている。
予報数値を信じるとして、19日火曜からは昼間の極短時間に少量で良いと考える。最低気温は普通夜明け前。水温の上昇を考えると昼前までは水温が低い。ただし、夜の間、トタン板をかけたり、さらに様々な手を施すと、結構高い水温設定が出来る。
とは言え、余程のことがない限りヒーターは使わないのが私の考え。一冬飼い込むのであれば話しは別であるが、産卵・孵化・針子管理(五月中まで)以外ではヒーターを使わないと決めている。

この後がどのような気温で推移するか分からないが、いよいよ冬囲いへシフトチェンジのようだ。

チャレンジ魚の現在

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ハネ魚から尾型だけで拾い、その後の様子を観察することになった一尾。細く、長手で色柄が悪いと三拍子揃った迷魚。
一番作りにくい魚の代表みたいな魚だ。これまでは確実に残さない魚。しかし、何か伝えてくるものを感じた。2歳魚以降どうなるかと考えていたので、現在の映像はどうなのか記録も大切。元々自身の記録の為に始めたブログ。一日一記録のペースを守って来たのはその為である。
さて、現在は
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写真では分かりにくいが、少しボリューム感が増した。今後、花が咲くこと(自分では30%以下見込み)があっても、せいぜい2歳魚の夏以降。ブログに晒す事でどこまで作れるか更にチャレンジ。ただし、追い星くっきりの完全なオス体型😰条件として最悪だが、一尾のみ遊んでみようと思う。

さて、当歳魚は餌量を少しずつブレーキを掛けているが、伸び盛の魚は少々サイズオーバー。
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一番下の素赤はお分かり頂けるだろうか?そのすぐ上の更紗が14.5cm位。当歳魚巨大化記録に残りそうだ!

張り戻しの条件

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このオスは尾が強い。ほぼ型を維持している。裏皿が横に広がっている。種魚🐟

飼育を続けていると、水温の下降により動きが悪くなってから柔らかい尾が理想に近づいた張りが出てくる。これを「張り戻し」という。
候補としては、尾皿が横広に大きく、かつ尾付けが水切りに適していなければ駄目である。親骨の出ている位置と質が大事。あとは尾ひれの厚みも影響する。

私の場合、池の半分を覆いをしているので魚の動きは基本的に緩やか。池の上に板を這わすだけでも日陰ができ、動きが止まるので、尾は張り気味になる。

尾はオスの影響が大きい!と言われるが、やはり尾皿が大きいという尾ひれを保つ要素を持っている魚を残したい。私だけの傾向かもしれないが、裏皿が丸く小さい魚は2歳・親魚まで尾が保たない😰当歳魚の頃には保つことがあっても、体つきが大きくなるに従って尾がダラダラになりがち😭
今年、まずは魚を減らす時のポイントを尾の将来像を描いて手放した。

種魚だけは、○□さんの魚という事ではなく、押さえるべき点を重視。
 ①尾付け、尾皿
 ②腰(しゃくれが無い、極力止めがない)
 ③鱗が綺麗
が最優先。とりわけ、腰のしゃくれは退化現象として特に嫌う。

高温と飼育法

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現在の飼育池の水色。毎朝の半分水換えで維持している。気温が高いと更水で飼うことが多いが、足早に最低気温は20℃を切り始めている。

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復調して元気よく泳ぐ姿を見ると、ストレスが和らぐ。これこそらんちゅう飼育の醍醐味である。言葉を変えれば、魚の調子が悪いと大変なストレスにもなるが…

天気予報を常日頃から気を付けなければならないのがらんちゅう飼育。
とりわけ今年のように、暑さが続くが、残暑というには遅過ぎる。どうも来週末からやっと最高気温が25℃を切り始める。

一番怖いのは、温度変化。とりわけ午後からの給餌は慎重でいたい。消化時間を考えて早々に給餌時間を切り上げたい。

さて、ちょうど報道ステーションを見ていたら、東京23区などで震度5とか…😰何もないことを祈るばかりだ。

交配考

種魚については2歳魚は悪夢の被害があり、生き残った魚もまだ重症中。エルバージュの入った池で養生している。相当酷い目にあったが、せめて子が採れたらと…。一方、当歳魚の種魚は10尾程おり、来たる冬眠を待つばかりになっている。

さて、そのような中、どれとどれを掛け合わせるか……。毎年考えるのは楽しい。よく系統というのを参考にするが、ある程度多く出る形質を持っていなければ系統とは言わない。形質を固定化して行くのに用いられる方法が、ラインブリードインブリードである。
インブリードはラインブリーディングとも呼ばれるが、五世代前までの同じ血筋を持つ種魚同士で交配すること。
インブリードは、親子掛け・兄弟掛けといったいわゆる近親交配である。
上手く良い面が受け継がれた場合は、系統になる。ただし、余り血が濃いと、退化などの弊害が出る。弊害(欠点)が出る前に、補いたい特徴を持つ種を充てるのだ。

今年残した魚の場合は、他の飼育者から頂いた魚が結構いる!私の習性として、自分の飼い方で合わない魚は種魚からは外す。以前は小綺麗な魚が大好きだった。ただ尾が柔らかいのではなく、張りと柔軟性の際どい尾を好んだ。当然魚は華奢になる傾向だった。
しかし、大会からかなり長く離れ、他の飼育者とも会わない間に、尾はやや固めで水切り重視。体つきは2cm程大きくなった。今は押しの強い魚に趣向が変化。関取で言うと、かつての千代の富士関や貴乃花関を代表とする筋肉美がくっきりした魚だ。

そう言う意味では今年の種魚は新系統もおり、自身の残した魚との掛け合わせはワクワク感がある。先ほど上げたインブリードやラインブリードも当然実施予定。ただし、マイナス面が出始めたら他の血筋を入れなければ魚の進化はない。自身の血筋同士で一腹、別系統との掛け合わせを一腹、新規系統で一腹は最低考えている。

とにかくオスだけは、尾の付けが良い、尾皿のしっかり横に広がった魚に拘り集めた。やはり、尾は何と言っても大切!

10月らしくない

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池に近づかないように忌避剤を各池に配置。被害があってから、気を緩めず防護している。

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帰宅後の夜の水調整をしたが、暖かい。昼間などまだ28℃以上ある。魚の管理にも少しばかり影響が出そうだ。9月中旬なみの気温ということだが、いつかは下がる日が来るので、天気予報だけは要チェックしながらの飼育になりそうだ。

夜の見回りをして

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昨晩の悲劇から覚めやらない中、夜は不定期に池を回った。きっちり蓋をしたら、やはり何らかの獣には遭わなかった。重ねて反省。
来年に備えて残した種魚当歳魚の部。毎朝取り出して元気度チェック。池水を洗面器でぐるりと回し、ゴミなどが渦巻きながら中央に集まる。ホースでピンポイントで吸い出す。減った分だけ新水を足す。単純なことの繰り返し。
メダカは網をかぶせているが、上は獣の爪跡😱気を付けねば!