金魚専用の毛布

f:id:Rancyusyougun:20201007002151j:plain
なだらかな気温の下降はそれほど気にしない。池をとりだてて覆うこともしない。
ただ、自分自身が暑い寒いを肌で感じながら、季節の変化を飼育に反映させている。

特別な自然現象が起こらない限り、日の出前が一番寒い。日々5時以降に🐶の散歩に行くのが朝の第一歩。季節の変わり目ほど薄着をして温度変化を体感するようにしている。ここでの自分の感覚と、天気予報での情報を加味して池管理につなげる。

写真に撮ったのは、かつて自分が使用していた毛布を捨てずに取ってあったもの。
どういう時に使うか…

①超早採りの稚魚の、とりわけ冷え込みの強い夜に使用。
②品評会前で、ぎりぎりまで魚を作りたい時の夜間保温に使用。
③極端に冷えた時に使用。

ただし、密閉状態はあまり感心できないので、池の上にトタン板を置き、その上から毛布をかぶせる。

さて①について、1月や2月は至極当然だが1年でも特別寒い。この時期に針子や毛子を管理することは、とても骨が折れる飼育になる。ビニールハウスがあるならともかくも、私のように、室外でほぼ自然の管理だと骨が折れるどころの騒ぎではない。
当然ヒーターを使用するが、ワット数が足らないと、適正水温にはなりにくい。水温を上げる方法としては、夜間のみ、わざと水量を減らし、水温が上昇する時間帯は水量を戻す事をやればヒーターも楽になる。それか、ワット数を上げるかである。
ただし、ヒーターのみの温度管理では、万が一の停電など不慮の事態になった時は厳しい状況を生む。また上手く飼育出来たとしても、相当無駄な電気代がやって来る。

②については、水の蒸れをクリアできるのであれば…という事が大前提と断っておきつつ言わせてもらう。
秋の大会前の飼い込みで、朝夕方が急に冷えてきた時でも食い込ませる場合がある!そうした時に、朝夕方の水温を少しでも上げることが出来れば、多給餌による魚への負担も軽減出来る。言い方を変えれば、大会直前まで長い時間餌を与えることが可能となるのだ。

③については、本来らんちゅうは寒さに耐えられるので問題ない。氷が張っても大丈夫。 
しかし、あまり長く冷えが続くと良いこともない。浮き袋など異常が出てしまうこともある。

私的には、針子や毛子がいる場合は、無駄に電気を使わず20℃は最低キープしたい。本音で言うと、23℃。
また冬眠中は、冷えたとしても10℃以下~5℃が理想。

こうした時にトタン板プラス毛布は有効となる。冬囲い中は一ケタ後半の水温をキープできる。稚魚期間のヒーター使用時は、何はともあれ電気代が節約にはなる。

私も室内飼育場か、ビニールハウスが欲しい。いっそのこと作ろうか…悩みは多い。