機動部隊準備

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以前飼育に使用していた(左官屋さんがモルタルを練る)練り舟が大小合わせて10枚ほどあるで、我が家では一番小さい60㍑の舟を出した。
このタイプでR220というのが一番大きく、価格も安いところでは10000円位で買えるので、これから始める方には、いつも勧めている。この舟を使って日ランで活躍されていた超大先輩(岡山)は10枚ほど並べて銘魚を作られていた。庭先に整然と並べてあり、岡山遠征する度にお邪魔させていただいたが、学ぶことは多かったことを思い出す。
写真では稚魚期の微妙な塩使いなど必要なのでバケツで計りながら水を張る。

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結構埃がこびり付いていたので、洗った後、新水を張ってしばらく放置する。丁度40㍑を入れた。

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いつもの割り箸で水深を計り、メモリを付けた。稚魚が孵化して餌を活発に追うまでは、魚が居食いする。釣りでも活性が悪い時期では目の前の餌を口に入れるが、その場で大きく当たりを出す訳でもなく、じっとしているのと同じ。従って、極力口の近くに餌が来るようにする為に、あえて容れ物を小さくしている。
ただし、水量が少ないということでもあり、水管理をしっかりしないと✴にしてしまう。とりわけ、ブラインシュリンプの場合、ブラインシュリンプ自体を孵化させた3%の塩水の中には、かなりの亜硝酸がある。当然よく水切りをして与えなければならない。
また、稚魚の飼育池を0.25%の塩水にはするものの、やはりブラインシュリンプを与え過ぎるとブラインシュリンプが死に出す。適量をこまめに与えれば良いが、朝にしか与えられず、腐敗の原因になるのが悩ましい。

このサイズの舟を本来勝負する大きい池に二枚並べ、移す池は、水温を0.5℃位高くする。0.25%分の塩を投入。ヒーターは移す3分位前にコンセントを抜いてあったものを移す。この時の注意は、余りギリギリだとヒーターの余熱が危険。もう一つ大事なのは、新しい池に移した後、コンセントを入れ忘れないこと!一度やらかしたが、運良く一時間後に気付いて慌てて電源入れた事がある。当たり前であるが、コンセント差したままの作業は絶対NGである。
あとは、ブラインシュリンプの死骸が赤い綿状になる前に、魚を掬って移すだけだ!