必須アイテム
梅雨入り前くらいから我々飼育者を悩ますのが、蚊である。腕や首元のみならず、顔面までやられてしまう。
昼間はじっとしており、私らがらんちゅうをいじる時間と重なるように朝夕出没😰
そこで長い時間作業をする時は、シューとかける。場合によっては更に蚊取り線香も焚く。刺されると本当に厄介だ!
さて、当歳魚をグッと減らした。池親・2歳を含めて全部で7面程しか使っていない。同型の池を飼育池と予備池を並べてある。従って、洗面器かボールで魚を掬い、隣に移すだけである。贅沢な池の使い方であるが、この方法にして魚管理が楽になった。池は、色・型が同じで水温が同じに調整。採光や風の当たり具合はほぼ同じ。
以前は同一池で飼い続けていた。私にらんちゅうを教えて下さった大先輩は、殊の外同一池を使って飼うように言われた。当時は叩池(モルタルで作ったセメント池)全盛で、庭に所狭しと池を並べていた。隣の池に移すと不思議に魚が変わることも見てきた。
しかし、稚魚から青子そして褪色完了までは二池のローテーション飼育を始めて飼育は断トツに効率化が可能になった。魚にとっても、飼育池から大洗面器に集められて、再び新水を張った元池に戻される。とりわけ大量に稚魚がいる第一回選別前後は、ブラインシュリンプの食べ残しや稚魚の糞で相当ダメージ水となる。そうした時、より早い水換えが必要となる。サデ網でそっと掬い横池にそーっと移す。この方法を取り始めたら、本当に効率化が進んだ。選別も、掬う→ハネる→選抜組を移す!この方法では、中断も可能。もちろん極力続きをするが!
叩池からプラ船に飼育池が変わり、様々なこれまでの常識も変えていくべきと考える。つまり、飼育方法も道具や餌の違いによって進化させて、自分の一番結果の出しやすい方法を試すべきである。
叩池は池の表面はミネラルが湧出し、微細な穴があるため微生物や藻が付きやすいので魚にはより良いと考える。一池ずつ池相が違う。池の磨き方によっても変化が大きい。従って魚移動で魚に変化?
一方、プラ船は表面がつるつるな分、水の痛みは早い。池は均一。こうしたことも考えて飼育方法を考えなければならない。
最近になってラッキーだったのは、プラ船を濃い緑にしたこと。多くの実験で立証されているが、魚の体色に影響があることが分かり、緑は良いようだ。私が始めた頃は薄い水色が主流派。なんとなく一池ずつ叩池をやめてプラ船を設置した時に緑を選んだだけなのだが…。