新水と脱塩素

f:id:Rancyusyougun:20210812073050j:plain
池をローテーション飼育していると、貯水槽を使用しなくなる。ほぼ毎日魚を移動することで、魚の管理をしているので水をどんどん使用する。
当然気を付けなければならないのがカルキ抜き、つまり脱塩素である。新しい池に大切なのは、
 ①有害物質がないこと             
 ②水温差がないこと
 ③溶存酸素が適正にあること
が最低限の条件である。更には、水質の変化が少ないことがある。水質に関しては、ph(ペーハー)が大事。金魚は熱帯魚に比べてペーハーの差(ペーハーショック)には強いが、それでも差が少ない方が良い。

とりわけカルキ抜きについては、塩素中和剤を使っている。方法としてはハイポネクス(チオ硫酸ナトリウム)と液体中和剤とがある。中和剤としてはビタミンCを投入する方法もある。
私はハイポではなく、割高でも液体中和剤を使っている。ハイポについては粒の大きさはまちまちであるし、過不足については魚にダメージを与えてしまう。とりわけ入れ過ぎの場合は、有害物質になる。
その点液体中和剤については、適量を入れやすい。

中和剤を使ってのカルキ抜きは、条件さえ整えば本来必要ない。水温が高く、日照があれば勝手に塩素分解する。炎天下であれば、数時間で抜けてしまう。更にはエアーレーションをすると分解は加速する。私も残留塩素のテスターを使用すればよいが、中和剤を使用してしまっている。万が一飼育水でトラブルが発生した時、急に魚を移す事態になったら水割もしくはお湯割りで水温差をなくし、環境を整えることに備えてだ。
水道水は塩素によって痛みを防ぐが、脱塩素ということは、水の痛みが始まるのは承知しておかねばならない。