暑さとの戦い

魚にとってこれから受難の時期。親・2歳はともかく、変化の大きい当歳は飼い方一つで優劣が決まる。

ある程度魚が定まって来ると、私はその時々で、別腹でも混ぜて飼うことがある。

例えば、長手で幅が欲しい魚の池と、短いか腹が付きやすい魚とか…当然長手の池は多給餌で、池に板などをかけて日陰を作る。横幅を第一と考える。

逆に腹が付きやすい魚は、頭から横腹に向けて直線を意識する。餌管理が相当必要。

私個人の意見だが、当歳作りの中で高水温は悪影響。とりわけ頭に良くないと経験上感じている。また、色揚げは高水温期は無駄が多い。だからこそ必要以上に水温が上がってしまうので、朝以外、私は直射日光は浴びせない。

さて、
私より古い飼育者は、同じ池で魚を作り込んでいた。池が魚を作るから替えないと…

しかし私は早くから池はどんどん替えて良いと提唱してきた。遊び池を作り、選別しながら、空いている池に魚を移す。

従って、洗面器に魚を入れる時間はほとんどない。基本的に二池をローテーション飼育すれば、新池に移し、先ほどまで飼育していた池は、空いた時間で綺麗に…