多種の系統混泳

f:id:Rancyusyougun:20200707061540j:plain

色々採っても、残る系統とほぼ残らない系統とある。1軍はスタートがかなり少なかった!まさに二腹からで、それが一池ずつ。
一方、この池はかなりの数を採って、結局数が残らないので、寄せ集めている。普通なら四系統いるからそれなりに池を埋めていたはず…
おそらく、自分の飼い方に合う筋がここ2年で見えて来た。新系統を3年前に入れて、結果が思わしくなくても、2年は様子を見た。昨年同様の経過と結果が出たら、大会用に残った魚は別として、種魚には使わない!
従って、この池の魚は果たして残るかな?

ちなみに、種魚について私見を。多産の金魚は、何らかの遺伝子が色々絡むので、その組み合わせでハネ魚が多くても、一尾凄い魚が出ないとは言えない。
しかし、遺伝には残り易い形質を優勢遺伝、残りにくい形質を劣勢遺伝というのは学習した事があるだろう。以前のホームページ(今は見られない)の「新らんちゅう将軍の城」でも書いた事を思い出す。和金型が本来の優勢遺伝。和金の尾ひれは「刺し」である。また、腰は「しゃくれ」。ちなみに、らんちゅう以外の魚をしっかり観察すれば、理解ができる。背は背ひれが出るように、背幅は狭く、いわゆる「みねが高い」。そして尾舵は一枚。らんちゅうを始め、和金とかけ合わせたらどんどん先祖帰りする。それが遺伝である。私は特にこの点は必須で、あとは色の入り方、尾付け、背幅など…

私的には如何に人が欲しがる種魚が作れるか…実はとても大切である。とりわけ、獣害などのアクシデントで筋が絶えた時は、飼育が振り出しになるからだ。