今日の三番

f:id:Rancyusyougun:20210409081713j:plain
ブログ記事もなかなか書けそうにないと思うこともある。日々の観察・記録をしていると変化も分かってくる。
すべてのらんちゅう飼育者が、ただ漠然と餌を与えて、水換えしているのであれば、より多く数を飼える人が有利。らんちゅう飼育に理解のない方々は、おそらく水槽で飼う金魚のイメージであろう。
しかし、数がそれほど飼えない私のようなブリーダーこそしっかり管理せねばいけない。一尾への期待値は当然高くなる。手元の魚を仕上げることであり、飼っていたら何となく出来た!ではらんちゅう飼育の醍醐味はない。

毎年魚を作り上げる方を名人と人は言う。昔、日ランでも地元でも結果を残す先達からよく言われたのが、常に一等、二等をキープ出来る飼育力をつけなさい。優等は、そうした力量を持っているとついてくる。今から30年前に知り合い、最近私もその方も大会に参加していないので久しく会えてないが……

だから記録をとり、常に変化を確認して楽しんでいる。写真でも分かるが、小さいなりに土台は付いてきた。一番に比べ、長い形質の魚。長い魚の場合、間延びした魚と太みを持ちつつ発展途上の魚なのか大別ができる。前者はハネ、後者はまさに作り上げなければならない。
全般に同じような魚なので、長い魚は、私はまさに潰すつもりで喰わせてみる。おそらく、腹型が付けば残し、付かないもしくはバランスが悪いとハネだ。その中でも背幅から筒まで真っ直ぐ太さがあれば、最高だが…
そう言う意味で一番はやや短い。次回ハネるのであれば、背の平らな魚(背凹は全然可)を残して、背の丸い魚、許容出来ない短さの魚をハネよう。一番(1月末)は現在43尾。魚の適性尾数を考えて、まずは良いものを拾い、悩ましい魚で不足分を埋めたい。
実は、こんなことばかり考えて飼うのがらんちゅう飼育の面白さではないか?


f:id:Rancyusyougun:20210409091055j:plain
本命種魚の相棒のオス。メスと隔離してオス同士で追いかけっこ中だ。