この酷暑は魚にも負担

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35℃以上がごく普通になった昨今、人も魚にも大変な状況。このまま直射日光を当てると、間違いなく煮魚だ😵

我々が温度管理をしてやらないとダメなのは誰でも想像がつく。しかし、実際一番高い時間の水温を把握出来ているだろうか?昼間高いと当然夕方まで暑さが残ってはいるが、この時間を如何に短くし、当然30℃以下をキープできるかは結構大切!魚だってバテます。じわじわ作りながら、ここ1週からが、気温のピークとのことなので、上手に食欲維持が出来れば、その後のダッシュが可能。
ただし、今年のように大会がないと、魚をピークまで作り切る(なかなか出来る人は自分を含めていないが)時期が定まらない。
よく勘違いされている方もいるが、8月末の大会と10月以降の大会とでは、使う魚も違ってくる。一日一日とその魚のポテンシャルに合わせて一番華やかな時を大会にもっていく。従って、生まれた時期、仕上がり具合は魚ごとである。とすると、早咲きで早く難を見せる魚は、出るべき大会を失する!当然、手元に置いておけなくなる。オークションなどで、意外に良い魚が出やすくなる。
さて、そう考えると、2歳魚・親魚に作れる魚こそ大切。しかし昨日の記事でも取り上げたが、ある程度目星を付けて残しても、半分近くは裏切ってくれる。勿論大会に特化した話。さらにいうと、そのブリーダーが役魚のみを狙っておれば、前頭レベルですらハネる方もいる!話はそれたが、
①背腰は程度問題とし、重要なのは尾付けの出る位置と水さばき(長い目で見ると裏皿がしっかりしている)
②左右の癖がない(当歳魚で作りで隠せても、魚が大きくなると隠せなくなる魚が多い。例外は勿論あるが)
③可能な限り、その魚の種魚を把握出来ている。その親魚に似てくるのは遺伝子から考えて当然。種魚語らずして、その子語らず…
④やはり①~③を踏まえつつ残って行くのだろう!
あえて頭のことは言わなかった。最近は頭の出は全体に上がっている!今出過ぎなのは、バランスを崩す可能性はある。一方、ある程度四角の頭を作っておれば、2歳魚以上で十分闘える!