孵化多し、2日目

f:id:Rancyusyougun:20210210203855j:plain
孵化が始まって、25℃に上げて2日目には泳ぎだす毛子もいる。暖かいことで新陳代謝が促進したからか?
もちろん巣にくっついているもの、下に沈んでいるもの多数。ネットの下で絡んだように固まっているものもいた。ネットを取り出すこととした。振動させながらネットを取り出すと、2000以上居そうだ。
写真のように保温してきて、出来が悪かったら流そうかとも…。ただ、さらに一日二日が大事!いかにピンと真っ直ぐ伸びて泳ぎだすかが勝負。
そんな時に腹に納めるエサがゾウリムシである。圧倒的に微細なのが魅力。口に入る大きさが肝心。明朝三日目になるので、稚魚が腹に付いた袋から養分を吸収し尽くして泳ぎ出すタイミングに与えるのだ。

丁度ゾウリムシの体液の塩分濃度は0.3%で、私の稚魚池の塩分濃度が0.25%。十分生きている。

ゾウリムシの採取方法について
ボトルは一日に二回は揺すって空気を溶かし込ませ、温度や手間をかけると1週間で大量に増えるようだ。
驚いた採取方法があった!

f:id:Rancyusyougun:20210210213022j:plain
培養しているボトルと同型のボトルを用意。口からボトルの四分の一で切り取りとり、写真のように水漏れしないように固定。
培養した液を下ボトルの九割ほどに移してボトル同士のつなぎ目に鑑賞魚用の綿を軽く詰める。
そこにカルキ抜き済みの水を上のカップ8分目まで入れて放置。するとゾウリムシは綿の間を抜けて、圧力の弱い縦方向に上がってくる。この習性を利用して、上のボトルの水を吸い出すとゾウリムシ沢山の水が採取できる。

早く成長した稚魚にエサが回り、共食いや成長不良を防止出来たらと思う。

明日時間があれば、他所から来た稚魚を第一回選別しようか?
次の第一級寒波が来週末に来るとか来ないとか…。何かとこの時期に稚魚を持つことの苦労はやはり大である!