コロナと安全

敢えて写真を撮らなかったが、テニスの大会への参加に関して、いわゆる体調調査と参加する上での同意をとるとの通達。たかが紙切れだが、責任ある行動を求められている昨今、大切なことかも知れない。マスクをせずに会話しないとか、テニスなので、ポイントを取った時のハイタッチ、応援の声など細やかに禁止事項が書かれ、同意を求められている。もちろん、当日の体調チェックもあった。

何が言いたいかと言うと、新型コロナの感染は間違いなく第4波が押し寄せている。人が集まるらんちゅうの大会は一体どうであろうか?主催者側が参加者に何らかの行動制限をし、場合によっては、注意をすることは、責務であろう。
確かに紙切れを出し、誓約書的な一筆に過ぎないかも知れないが、会場に来た瞬間からの会員の行動に目を光らせ、時々の行為に注意をしますと宣告するのは嫌である。しかし、人を集めるということは単に会の場をもちたいだけでは開けない。未だどこの会へも行けてないが、各地方で会が開かれていると聞くにつけて、各会の役員の気苦労に頭が下がる思いである。

とりわけらんちゅう飼育は若い人より年齢が高い人が多い。若者より症状が出やすく、悪化もしやすい。会への参加で命を落とさないとも限らない。
会場での全運営をこれまで以上に厳格にし、個々人の自覚にだけ頼っている状況ではないと思う。各地で会もある中、審査員はもとより、魚係のディスタンス。会員相互の会話制限や飲食などでの注意まで、会として厳しさがあって然るべきである。会に参加することは、会員相互の交流の場でもあるが、危険な中での開催ゆえに、気まずくても言わざるを得ないことなのだろうと思った次第である。かつては私も幾つかの会の役員として会の運営や、裏方に徹していたこともあった。現在のこうした状況下での会の運営は時として、嫌な注意をせねばならず、相当困るであろう。
おそらく、会では気をつけてくださいとは言うものの、至る所で感染予防上よろしくない場面をどれだけ抑えられるかが大切であろう。会を運営する、人を集めてイベントを行うということが、どうあるべきかを問われているのかも知れない。テニスの大会での同意書からふと思った次第である。