五月突入

五月と言えば皐月(さつき)、英語でMAY(メイ)。となりのトトロに出てくる姉妹の名前。
昭和時代では、GWのこの頃を八十八夜と言って産卵に最も最適な時期とされた。確かに自然産卵するには丁度良い気温となるからだ。

しかし、最近の魚を見るとかなり大きくなっている。日ランでも警鐘を促しているのか?大き過ぎる魚を減点していると聞いた。この事は考えるべき内容で、例え遅く採卵しても体をしっかり作り上げるブリーダーも居れば、早く採って作り上げるブリーダーも居る。早く採ったところで良い魚が出来るとは限らないし、一気に大きくするブリーダーもリスクを抱えながら魚を作っている。私は魚が大きくなればなる程、欠点が出やすくなる。だからこそ、バランスや質感が同じであれば、迫力で大きく育てた方が評価を受けても良いと思う。

さて、初めてかも知れないが、1日分記事を書けなかった。自分が力を入れているソフトテニスの大会出場に向け練習などに集中力を二日間程つぎ込んでいた。昨年大会出場がほぼ出来なかったため、短期であるが魚は餌やりだけにした。
試合は超緊張したが、リーグで2勝1敗。残念だが決勝には進めなかった。少し緊張が解けた。ただ、今回反省したのは、らんちゅうは日々精進したが、テニスはどうだったか……。体作りから試合感など本当に遣り切れたか?答えはNoだった。中途半端な練習だけで勝とうというのは駄目だ。これはらんちゅうについても同じことが言える。
そう言えば、らんちゅうを大会出場させることとは、どういうことか…を思い出させてくれる知人の発言が急に蘇った。魚は作り切っても、魚のポテンシャルが低い場合もある。私は当時、勝負事は一番を狙うものとしか考えていなかった。役魚にならない魚ならば、大会出品したって意味がないと。知人にその話をしたら、「前頭の下に並ぶであろう魚でも、それを1枚でも上位に載せることが飼育力」と言われた。魚の質と言うのは、ある意味で運の部分かも知れないが、作りは人為的な部分。
だから、洗面器のどこに入れるか予想しつつ、それを上回る魚にすることが大事である。

テニスの試合で私のリーグに全国レベルが居たとは言え、結果そこに試合をさせてもらえなかったことは、すべからく自分に甘えがあった。らんちゅう飼育も同じで、命削る思いで飼育している人の魚より上回る魚を作るにはどうしたら良いか?答えは簡単である。弛まぬ努力と考えることである。