今年はPSBを使う?

PSBとの付き合いは30年近くになる?別府海洋研究所が観賞魚用に出して、高くとも使用してみた。次々と他社から安価なものが出始めてホームセンターでも買える時代になった。相当以前に名古屋城で大会運営している金城会の会報に、PSBの自家製造についても掲載された!
確かPSBは嫌気性で、酸素を必要としない菌だったと思う。言いかえれば酸素を消費しないのが他のバクテリアと違う。

我々飼育者は、エアーレーションをして魚の酸欠を防いでいる。意外と知られていないが、エアーレーションで出来る泡が水面を動かすことで酸素が溶ける早さが増すのであって、水面を揺らすことが大事である。
そしてPSB以外のバクテリアは大量の酸素を少量する。実は、エアーレーションはバクテリアを働かせるためにも必要なのだ!

私はやみくもにPSBを飼育池に入れていた。もっと安く、もっと効果を考えて、固形飼料に染み込ませて食べさせた。クロマと呼ばれるPSBが込められた餌を知ってからである。
その頃まだプロバイオティクスという言葉を知らないが、体内環境を整えることが目的なら食べさせてしまえ!だったのである。
今なら腸内フローラなんて言葉もあるのでごく普通のことだが、よくもトライしたものだ。

さて、表題のPSBを使う?は一度原点に戻って使ってみようかな?ということ。腸内細菌になり得るのではないか?という発想である。我々人間以上に胃がない金魚には、腸内細菌はより大事であろう。当然私たちも有益菌を摂取して病気に成りにくい体作りは大事。明治製菓が出している乳酸菌飲料のようなものがらんちゅう用にあれば幸いだが……