大きくがっちりか、ハネるか？

この魚が最長。
しかし、如何せん大味な魚。尾ビレの色の入り方も嫌なタイプ。もっと魚が居れば、今まではハネていたであろうか？
ただ、この魚は飼い方次第では大成する可能性はあるとも言える！長い目で育て切ることが出来れば、化ける。ただし、私自身が我慢出来るか？

この魚は、長洲のジャンボオランダのようなタイプ。昔、奈良の大野三男大先輩が残され、現在は幻の書の｢金魚の飼育と繁殖｣の中で、こんな名言を言われていたのを思い出す。手元にはないので、そのままではなく、要約すると、どんな牛も最初からがっちりしているのではない。むしろ仔馬のような体型である、と言うものだ。
先ほど例に挙げたジャンボオランダも若魚の時は華奢だが、プールのような大きな池でじっくりと飼い込むと、あの巨体が出来る。かつてジャンボオランダの名魚と思う｢ハナ子｣というズバ抜けて大きく立派な魚もそうだったと思う。尾まで入れると46cm以上あったと思う。｢錦坂本｣のホームページで調べるとかつての泳ぎが動画で見られるはず。
らんちゅうはそこまで長さは出ないが、25cm近くまで大きくなった魚がいた。魚の中にも｢とび｣と言って、兄弟魚よりかなり大きくなる魚がいる。残念な事に良魚が該当することは確率的には低い。ただ、運良く型の良い魚がそれに当たると、恐ろしくゴッツくなる。
体型的に華奢なのを我慢して、巾が出るまで作れれば…なかなか思案のしどころである！16cmを優に超えた魚なのだが、背は平らで、むしろ少し凹んでいる。こうした魚はその部分はどんどん埋まって太くなる！
とりあえず新たな挑戦！いつでもハネる積もりで しばらく飼ってみるかな？