まだ新水で水換え!
魚のことを考えると、割り水を入れた方が良い。魚の充実度が断然違う。また暑い時期の新水は、増体という意味で刺激を与えるものである。
しかし、段々と寒くなる時は、気をつけたい。新水の刺激はストレス要因の一つだからである。と言いつつ、私はまだフル換えをしている。まだ水の痛みの早さを感じているからだ。ただし、月末までには徐々に古い水を増やしていく。古い水とは言っても、生きた水でなければならない!
この時期からは、極力当歳魚は2歳魚・親魚とは混ぜないことが肝心!もちろん他所からの魚とは混ぜないこと。
本当に酷いエラ病は塩では治せないことは以前にも書いた。エラ病の原因の一つのカラムナリス菌についても書いた。越冬中の水温でも活動し、塩水濃度2%まで増殖する。要するに、塩水で殺菌など出来ない!
常在菌なので、各ブリーダーの池ごとに多少がある。
エラ病に罹るなら、夏期。圧倒的に治しやすい。何故なら魚の活力が上がって行く時期。逆にこれから以降は、徐々に活力が落ちて行く時期だからだ。
さて、今年から大会復帰し病気を直視しながら飼育しなければいけないと覚悟していた。当然適切な処置をしないといけない。そこで必要なのが魚病薬をどう使うか?
プロの養魚場では、今年の病気の傾向と対応する薬を意見交換していると直接聞いたことがある。
私の場合は、基本的にフラン剤を使用する。いわゆる「エルバージュ」「グリーンFゴールド」などだ。大会から帰ってから隔離池(100㍑)に放つ。当然直前に塩500g・エルバージュ適量・場合によってはメチレンブルーを適量の半分を入れてある。100㍑なのは塩や薬の量が計り易いからだ。また発病前に予防的な処置をすることで、悪化しないで済む。私は、大会後のまだ体力がある内に投薬。大会後はどこの会でも夕方に帰宅。以前他府県の大会に行っていた頃は、深夜ということもあった。しかし、放置せず薬槽に入れて、約半日過ごさせる。都合が良いのは、一晩過ごすので、紫外線がないことで薬品の分解が少ない。また、暗い中でじっくりと休養が取れる。この後のことはまた別の機会に…