元気→体調崩す

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一日雨。正直丁度良いか、長く外に居るとやや肌寒い。一番心配していた導入魚が、予想通り動きが悪くなった。先日まで大変元気だったが、急激な温度下降についていけない魚が一、二出た😰

自家産は調子を崩すこともないのが救い。まずは導入魚全部が調子を崩したものとして、この池の水管理を施した。150㍑の新水に750gの塩を投入。やや薄めにエルバージュを入れた。エアレーションを3箇所とし、魚を移してトタン板をかける。後は自然治癒力に任せようと思う。
何度も書いてきたが、塩は殺菌効果は期待してはいけない。魚の体液の濃度(塩に換算すると)0.8%~0.9%である。これがいわゆるリンゲル液の濃度。しかし、魚の飼育池は限りなく0%に近い。当然体の中と飼育水との間では濃度差ができる。外界の濃度が薄く、中が濃い場合は、濃度を一定にしようと外界から中に水が入って中の濃度を下げようとする。これを浸透圧という。淡水魚の場合は、体表やエラでその差をしっかり留める。
 淡水魚・・塩類を摂取し水を排出
 海水魚・・水を摂取し、塩類を排出
従って、淡水魚の場合、魚病薬が効くのは塩類を取り込むからである。海水魚は外界が3%という濃度が高い環境での生活をするためには、水を取り込み塩類を排出して体液が濃くならないようにする。そのため、薬が体に留まりにくい。
話は逸れたか、魚の生活エネルギー消費を少しでも軽減するために、体液濃度に近い塩水にする。治癒力にエネルギー消費を集中させるためである。
一部の吸虫類や菌体には効果があるが、殺菌効果とは違う。まずは調子を崩す→常在菌が悪く作用する→動きが更に悪化→深刻化となる。魚の調子さえ良ければ、常在菌がいても発病等にはならない。

とにかく、早く気づくことが大切!→が後になるほど時間がかかる。と同時に落とすことになる。そういう意味では、今日の気温降下と雨は痛い😰
先日も書いたが、台風接近で週末は再び天気は崩れそう。何とか週前半にはまたグイグイと泳いでもらいたい!