飼育池の色

飼育池の色について拘りがあるだろうか?私の持論は、魚は容れ物の色に体色を合わせる。その証拠に水槽飼育は概して体色を薄くする。

たまたま金魚界には少ないが、フリーペーパー(無料の冊子)がある。大潮出版の「金魚仲間」がそうだ。隔月発行で、私の地域では弥富の丸照養魚場で手に入る。私の場合、SANMI(サンミ)さんから冷凍赤虫その他を定期的に購入している関係で、自宅に郵送されてくる。
実はこのフリーペーパーの以前の記事で飼育池の色と金魚の体色の関係を調査した記事が記載された。とても興味深い結果であり、(詳細は割愛するが)濃い色の池に金魚の赤の色が反応した実験報告である。
端的に言えば、薄いブルーの池より、深緑の飼育池の方が赤ののりがより顕著だということだった。冒頭での私の池の色選びは間違っていなかった。ただし、魚の色彩的特徴があるので一概には言えない。同じ素赤と言っても、濃い赤になるものと、レモンのように薄黄色になる系統があるからだ。従って、その魚の筋・特徴を押さえておく必要がある。